堺筋本町の The DECK に訪問してみてわかった地方でのやり方。

2018 9/07
堺筋本町の The DECK に訪問してみてわかった地方でのやり方。

天川村にシェアオフィス西友ができて8月で1年が経ちました。
夏場はカフェとして多くの方がお越しになってくださいましたが、コワーキングスペースやシェアオフィスの利用者さんはごく僅かでした。
少しでも村外に西友の存在を知ってもらえるように色々なコワーキングスペースを訪問させていただいてます。

ということで大阪のThe DECK[ザ・デッキ]に行ってきました。

ここは大阪のオフィスエリアの中心でもある本町にあり、地下鉄堺筋本町駅からも近い立地の良い場所です。

料金は最初の2時間が500円と周辺のコワーキングスペースに比べるとかなり安い料金設定になっています。
さらにThe DECKの強みとも言えるのがデジタルファブリケーションスペースです。

最新の3Dプリンターやレーザーカッターなどの機材をレンタル利用できます。

今回はThe DECK 取締役の角さんと、チーフの青山さんにお話を伺うことができました。
お二人はまるでコンサルのごとく自分ごとのように西友について考えてくださいました。

そんなお二人との話の中で共通して大切なことは、「地域としての特別性をどう出すか」ということでした。

普通コワーキングスペースとして必要なものは3つ。
1、立地
2、コンテンツ
3、人
この3つを揃えないと難しいですが、天川村のような地方でコワーキングスペースを行うことは始めから立地を無視しているし、西友のような行政が管轄しているようなところは十分なコンテンツを揃えるにはお金もない。
3つ目なんて人手不足がベースの地方で何言ってるねーんって感じてしまうかも。

でもそういうことを逆手に取ることも地方ならできると感じました。

立地が悪いならわざわざ行きたくなるような空間にすればいい。
お金をかけることだけが充実したコンテンツではない。
人は数ではなく、個人の魅力。魅力ある人がたとえいなくても自分がなればいい。

こうした内容は逆に都会では難しいと感じています。
便利すぎる立地は行くまでのワクワク感を演出できないし、価格競争などのしがらみが多い都会ではどうしても頭を使いにくい。
多様化した人が多く住んでいて個性が浮き出にくい。

地方だからこそ移動が旅行に変わり、何も無いなりに頭が使え、ローカルという付加価値が付く。
それをベースにその土地独自の色を入れていく。
そうすれば天川村のような地方でもコワーキングスペースや人の流れは作れると感じました。

世界的に見ればWeWorkのような企業が広がっていて働き方も多様化しているけど日本はまだまだだし、特に地方なんてほとんど未開拓だと感じてる。だから正直地方での成功例も目にする機会が少ないけど自分を信じていいれば大丈夫だと思ってます。

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