協力隊と地方公務員

2018 9/23
協力隊と地方公務員

地域おこし協力隊が配属されるのは当たり前やけど地方。
そしてその地域の役所管轄が多い。
なので地域おこし協力隊の最初のハードルとして役所の人との関係作りがでてくる。

田舎暮らしのブログなんかで地域住民とのすれ違いや衝突をたまに目にするけど地域の役所の人とのすれ違いや衝突はなかなか出てこない。
それはあんまりないという訳ではなく、雇用体系的な上下関係があったり仕方ないで片付ける人が多いからだと思ってる。
協力隊は3年という短い任期の間に将来に繋がる道を作っていかないといけないので、大きな問題よりも小さな問題のすれ違いが結構なストレスになることがある。
今回ブログに書かせてもらうことは、これから協力隊になる人や、なっている人が少しでも自分のやりたいことに集中できるような
「心構え」的なものだと思って欲しいです。

多分地域おこし協力隊になる人、なろうと思ってる人って世間で言われてる「普通」や「一般」ではない人たち。
ある程度視野が広くてチャレンジ精神のある人たちだと思う。

逆に地方公務員と言えば、安定とされるものを求めて小さなコミュニティで完結している人たち。

どちらも一概には言えないけど大まかにくくればそうだと思う。

こう並べるだけでもわかると思いますが、
真逆と言ってもいいかもしれない。

これが大切なことで、
基本的な考え方が違うということを理解した上で関わった方がいい。

あと忘れがちなのが、公務員ということ。
公務員ということはお給料や使っているお金は私たちの税金なんですよね。
ということは好きに使うのは難しいし、慎重になって当たり前。
自分たちの税金を好き勝手使ってる方が嫌ですよね。

あとは「如何にして平等に扱うか」を考えている。
できるだけ溢れることなく不満が出ないように業務を行う。地域の住人として特定の誰かを優遇するようなことはして欲しくないですよね。

これは公務員として、やらないといけないことなんですが、
例えば協力隊には活動費があったり管轄のプロジェクトでお金を使うことがあると思います。
一般企業ならSNSなどで広告を出したり、デザイン性を高めたりすると思いますが、協力隊はそれができなくてストレスになることがあったり、
何かイベントやプロジェクトをする時に、ターゲットを決めたブランディングを行うと思いますが、そのような特定の層に対しての行動ができなかったりします。

そういう事態に遭遇した時に、

「なんでやねんっ!!!」って思ってしまうと思います。
そう思うのが私は普通だと思っていますが、
そのあとにちゃんと相手の立場を理解することで気持ちが落ち着きます。
気持ちに余裕ができれば違うやり方を考えられる。

結局3年しかないので、どうやって自分の気持ちをコントロールするのかということも大切だと思います。
対人関係が一番心を揺さぶってきますが、基本的に相手の立場になって考えてみればかなりスッキリする。

私も最初は、なんでこんなに伝わらんねーんっ!ぷいっ!!
って思ってたけど、相手を理解しようと心がけてからは、
皆自分の中でやれることをやってることに気づきました。

だから役所の方が嫌いな訳でもないし、ましてやあかんとか思ってない。

良くも悪くも基本的には自分次第ですから。特に地域おこし協力隊は。
どれだけ自分にスキルを貯められるか、覚醒できるかなんです。

ただもう少し柔軟な考え方を持った人も増えて欲しいと思ってる。
協力隊を扱う自治体や担当者に向けた教育も今後はもっと必要だと思います。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次
閉じる